「アモツの子イザヤの見たバビロンに対する宣告。」(1節)
13章は、この頃台頭していたバビロン帝国に対する滅亡への預言が記されています。当時のオリエントにおいての最強と言われた国々に対し、これから起こる破壊と破滅を預言することを、イザヤはどのように受け止めていたのでしょうか。まさに、その「とき」には非常に不可能にみえることを預言として人々に伝えることは、イザヤにとって大きなチャレンジであったと考えることができます。それは、創世記の中でノアが洪水を前にして箱舟を神の命令に従って造ったことと似ているかもしれません。
「見よ。主の日が来る」(9節)
どんなに不可能と思えたとしても、「神がする」と言ったことは必ず実行されることに心を留めたいと思います。聖書の御言葉には「神がする」に満ちています。「見よ。主の日が来る。」真剣に耳を傾けていきたいと思います。