「あなたは弱っている者のとりで、嵐のときの避け所、暑さを避ける陰となられたからです。横暴なものたちの息は、壁に吹き付けるあらしのようだからです。」(4節)
宗教改革者マルチン・ルターは、『神はわがやぐら』という有名な讃美歌を作りました。旧約聖書には神が私たちの砦、避けどころであると何度も言います。それは多くの信仰者たちが実際に避けどころである神を体験していたからだと思います。私たちの日々の歩みの中にも嵐のように感じる出来事が起こります。叩きつけるような風に一歩も前へ進むことができないと感じることもあります。そのようなとき、自己憐憫に陥って落ち込み、嘆くこともできますが、聖霊の助けによって「神がわたしたちの砦、避けどころです!」と宣言し、前へ進むこともできます。私たちは、どこに助けを求めているでしょうか。本当の助けは、ただ、生ける神、キリストの中にあります。