「裏切り娘よ。あなたの谷には水が流れているからといって、なぜ、その多くの谷を誇るのか。あなたは自分の財宝に拠り頼んで、言う。『だれが、私のところに来よう。』」(4節)
アモン人は、自分たちは肥えた谷間の地に住んでいるから大丈夫と考えていました。しかし、ヨセフスという歴史家によりますと、エルサレムの崩壊した五年後には、アモン人もネブカデネザルの手によって、滅ぼされてしまったとあります。神はアモン人の問題をこう言っています。
「根性の曲がった娘よ。おまえは自分の財産を心の拠り所とし、手出しする者はだれもいないと考えていた。」(4節LB)
この箇所の預言は、崩壊したエルサレムに住んでいた残りの民が、周辺国に頼って移り住もうと考えていた時に語られたものでした。つまり、自分の財産を心の拠り所として生きる生き方も、もろい生き方であるということを警告しています。主により頼む生き方ができますように。