「あなたが姉の道を歩んだので、わたしは彼女の杯をあなたの手にも渡す。」(31節)
23章では、北イスラエル王国を姉として、南ユダ王国を妹として描いています。そして、この箇所では「杯」が裁きの象徴として用いられています。箴言にこういう箇所があります。
「人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。」(箴言14:12)
自己中心、神に背を向けて歩んでいく道の終りは死、滅びです。北イスラエル王国の生き方は、まさにそのことを象徴しています。しかし、南ユダ王国は残念ながらそのことを学ぶことができませんでした。イエス・キリストが私たちの罪のために十字架にかかり死んでくださいましたから、同じ道をたどる必要はありません。私たちは方向転換(悔い改め)して、神中心、神に向かっていく道を歩むことができます。私たちは、歴史からも学ぶ必要があります。