「神である主はこう仰せられる。エジプトの王パロよ。わたしはあなたに立ち向かう。あなたは、自分の川の中に横たわる大きなわにで、『川は私のもの。私がこれを造った。』と言っている。」(3節)
エジプトにとっての川は、ナイル川を指しています。エジプトはナイル川を中心に発展した地ですが、別に、エジプトの国がナイル川を造ったわけではありません。創造主なる神が、ナイル川も造られたのです。このエジプトの傲慢さのゆえに、神の裁きがくだるという預言がこの二九章で語られている内容です。私たちも気をつけないと同じ間違いを犯すことがあるのではないでしょうか。よくよく考えて見ますと、神の恵みのゆえに今があるのにも関わらず、すべてを自分の功績にしてしまっていることはないでしょうか。神の前にへりくだり、神の驚くばかりの恵みを賛美しようではありませんか。今あるは神の恵みです。