「わたしのしもべダビデが彼らの王となり、彼ら全体のただひとりの牧者となる。彼らはわたしの定めに従って歩み、わたしのおきてを守り行なう。」(24節)
イスラエルの国は、ソロモン王の支配の後、北王国と南王国に分断されます。しかし、新しい契約では一つとなると言います。
「わたしが彼らを、その地、イスラエルの山々で、一つの国とするとき、ひとりの王が彼ら全体の王となる。彼らはもはや二つの国とはならず、もはや決して二つの王国に分かれない。」(22節)
彼らを治める「全体の王」、「ひとりの王」、「わたしのしもべダビデ」こそ、ユダヤ人が待ち望んでいた「ダビデの子」、「メシヤ」です。使徒パウロは二つの国を北王国と南王国の枠を超えて理解しています。
「ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男子も女子もありません。なぜなら、あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって、一つだからです。」(ガラテヤ3:28)