「この王は、思いのままにふるまい、すべての神よりも自分を高め、大いなるものとし、神の神に向かってあきれ果てるようなことを語り、憤りが終わるまで栄える。定められていることが、なされるからである。」(36節)
ここで出てくる王とはまさに、この世の終わりに登場する偽キリストのことだと言われています。偽キリストの特徴は、
「どんな神よりも自分は偉いと主張して、まことの神さえも冒涜」(LB)
することです。そしてキリストではなく、自分を拝ませるのです。しかし、
「それも彼の時が終わるまでだ。」(LB)
と聖書は言います。神を恐れずに、自分をあたかも神のようにふるまって、なお栄えているように見えても、それは、長続きはしません。
「神の計画は揺らぐことがないから。」(LB)
と聖書は言います。まことの神を神と認め、神の主権を認めて生きることが問われます。