「しかし、正しい人はその信仰によって生きる。」(4節)
神の南ユダ王国に対する取り扱いの方法は、バビロン帝国によるバビロン捕囚でした。ハバククには、それを受け止めることができませんでした。
「ユダの人々は悪いけれど、バビロンの人は、もっと悪いではないですか」
と。しかし、神はハバククにただこう言いました。
「悪者は自分だけを信頼して失敗する。だが正しい人は、わたしを信頼して生きる。」(LB)
神は
「わたしを信頼しなさい」
とおっしゃられます。
「自分だけを信じるように」
と教える人がいますが、その生き方は失敗すると聖書は警告します。ギリシア語訳の聖書は、興味深いことに、こう訳しています。
「正しい人はわたしの信実によって生きる」(LXX)。
つまり、個人の
「信心深さの問題」
ではなく、
神の信実(イエス様の十字架の御業)
のゆえに、神が与えてくださる信仰によって、私たちは生きていくことができると言います。