「そのころ、国主ヘロデは、イエスのうわさを聞いて、侍従たちに言った。「あれはバプテスマのヨハネだ。ヨハネが死人の中からよみがえったのだ。だから、あんな力が彼のうちに働いているのだ。」」(1,2節)
国主ヘロデとは、ヘロデ大王の息子で、三九年までガリラヤ地方を治めていたヘロデ・アンティパスです。バプテスマのヨハネはただ神様だけを恐れて生きていました。しかし、権力者のヘロデは、群衆を恐れ(5節)、列席の人々の目を恐れ(9節)て、ヨハネを殺害します。そのため、ずっと自分がしたことに対する後悔の念に縛られ続けます。(2節)神様だけを恐れ、神様のみこころに生きようとする人を神様は捜しています。
「主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。」(2歴代誌16:9)