「そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願いどおりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。」(28節)
イエス様のカナン人の女の人に対する言葉には人種差別的発言を感じます。
「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのはよくないことです。」(26節)
イエス様はどうしてそのようなことを言われたのでしょうか。
イエス様と共にいたユダヤ人たちは、イエス様と同じ思いだったことでしょう。
彼らにとってユダヤ人以外の異邦人は「小犬」のようなものだったことでしょう。
「よく言った!」
と思ったことでしょう。
しかし、それに対する彼女の発言、そして、彼女の信仰告白をほめるイエス様の姿に彼らは言葉を失ったことでしょう。
そして、彼らは知ったことでしょう。
人は信仰によって救われるということを。