「というのは、あなたがたは、ヨハネが義の道を持って来たのに、彼を信じなかった。しかし、取税人や遊女たちは彼を信じたからです。しかもあなたがたは、それを見ながら、あとになって悔いることもせず、彼を信じなかったのです。」(32節)
イエス様のユダヤ教指導者に対する言葉は辛辣です。ユダヤ教指導者たちは、ユダヤ教的敬虔さから締め出された取税人や遊女たちに劣るとイエス様は言いました。なぜなら、神のみこころを実際に行ったのは、律法を遵守していると自負していたユダヤ教指導者たちではなく、彼らが軽蔑していた人たちだったからです。バプテスマのヨハネの言葉を聞きながらも、ユダヤ教指導者たちは思い直すこともせず、拒否しました。その結果、彼らが見下していた人たちよりも劣る者となってしまったと言います。
「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」(ヤコブ4:6)