マルコ 12:13-27

「するとイエスは言われた。「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」彼らはイエスに驚嘆した。」(12:17)

毎年この時期、確定申告を提出するとホッとします。税金を納めることは国民の義務ですが、今日の箇所の内容は、私たちが考える納税と少し話が違います。敬虔なユダヤ人たちは、自分たちの神殿に税金を納めることに関しては、そんなに問題として捉えなかったと思います。ここで問題になっていることは、自分たちの国を支配しているローマ帝国に対する納税ということです。しかも、税金として支払わなければならない貨幣にも問題がありました。ローマの貨幣には、当時の皇帝の肖像と「神の子」という称号が刻まれていました。ですからイエス様の発言には「神の国」は、まことの神が世界の王となることであり、銀貨に刻まれた者が、神の子ではないということを暗に示しています。

今日は主の日。共にまことの神に礼拝を捧げましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です