「さて、イエスの両親は、過越の祭りには毎年エルサレムに行った。」(2:41)
イエス様と両親は、毎年、過ぎ越しの祭りをエルサレムで守りました。過ぎ越しの祭りは、旧約聖書の出エジプトの物語を語ることが中心です。エルサレムでは毎年、過ぎ越しの祭りのために多くの小羊が屠られました。毎年、イエス様はどのような思いでエルサレムに行かれたのでしょうか?というのも、イエス様は、まさに、私たちの過ぎ越しの小羊として、エルサレムで十字架で死なれたからです。幼いイエス様がそのことを知っていたとしたら、どんな思いだったのでしょうか?一つはっきり言えることは、私たちが過ぎ越しの祭りを理解するならば、イエス様の十字架の意味をさらに理解することができるということです。過ぎ越しの祭りの時に、イエス様は十字架にかかられました。すべては、イエス・キリストを信じる者が救われるため、裁きを過ぎ越すためでした。