「人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです。」(19:10)
エリコの町の人は皆、ザアカイを嫌っていました。なぜなら、
「彼は取税人のかしらで、金持ちであった。」(2節)
からです。取税人は、ユダヤ人のためではなく、ヘロデ王かローマ帝国のために税金を集めていたので、嫌われていました。取税人たちは、徴収する税金を割り増しして利益を得ていたので、ザアカイが金持ちであることに不快感を覚えていました。しかし、イエス様はそんなザアカイに声をかけました。
「ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。」(6節)
イエス様を自分の人生の主として歓迎する人の人生は変えられます。イエス様第一とする時、人生の優先順位は変えられます。本当の救いは、王なるイエス様を歓迎することから始まります。イエス様の使命は、ただ苦しみ、十字架で死ぬだけではなく、そのことを通して、失われた人を捜して救うことです。