ネヘミヤ 5章

「私は彼らの不平と、これらのことばを聞いて、非常に怒った。私は十分考えたうえで、」(6,7節)

ネヘミヤは怒りました。人助けという名目で、抵当をとって金を貸す裕福な官僚たちに腹を立てたのです。ネヘミヤたちは奴隷生活から引きあげてきた人々を援助しようとできるだけのことをしてきました。しかし彼らは、そんなネヘミヤたちの働きを無にするがごとく、借金をさせて奴隷に戻そうとしていたのです。ネヘミヤの怒りは、9節にあるように、そんな神を恐れない裕福な官僚たちの姿に対する義憤からでした。しかし、ネヘミヤは感情に任せて事を行なうことはしませんでした。彼は十分考えたうえで行動しました。たとえそれが義憤であっても、感情に任せてすることは聖書的な方法ではありません。

「だれでも、聞くには早く、語るにはおそく、怒るにはおそいようにしなさい。人の怒りは、神の義を実現するものではありません。」(ヤコブ1:19,20)

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