「真夜中ごろ、パウロとシラスが神に祈りつつ賛美の歌を歌っていると、ほかの囚人たちも聞き入っていた。」(25節)
ピリピの町で宣教活動をしていた使徒パウロとシラスは、捕らえられ、何度もむちで打たれ、牢に入れられ、足に足かせを掛けられました。それはまさに人生の真夜中のような状態でした。そんなパウロとシラスが、真夜中ごろにしたことは、祈りつつ賛美の歌を歌うことでした。彼らは悲しんだり、不平不満を言うよりも、暗い牢を礼拝堂へと変えてしまいました。主に焦点を当てれば当てるほど、問題は小さくなっていきました。賛美の歌を歌う時、私たちの思いは、私たち自身から、主に焦点を変換させます。そして、賛美に満ち溢れた場所に神の力は解き放たれます。パウロとシラスを縛っていた鎖は解け、牢は開きました。神の奇跡の力を体験したいのであれば、私たちはすべてのことを感謝し、賛美の歌を歌うべきです。