「こうしてパウロは満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。」(30,31節)
使徒パウロのローマでの伝道の特徴は、まず第一番目に、「たずねて来る人たちをみな迎え」たことでした。まさに、来る人拒まず、去る人追わずの伝道でした。第二番目に、パウロのメッセージの中心は神の国であり、主イエス・キリストに関することでした。つまり、神のみこころが天で行われているように、この地に行われるようにと、神の支配を伝えました。神の国の王は、私たちの罪のために十字架にかかり、死に、葬られ、よみがえられたイエス・キリストです。パウロは、少しもはばかることなく、妨げられることもなく、主イエス・キリストに関して教え続けました。「神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教え」ることが教会の中心的役割です。