「また、彼らが神を知ろうとしたがらないので、神は彼らを良くない思いに引き渡され、そのため彼らは、してはならないことをするようになりました。彼らは、あらゆる不義と悪とむさぼりと悪意とに満ちた者、ねたみと殺意と争いと欺きと悪だくみとでいっぱいになった者、陰口を言う者、そしる者、神を憎む者、人を人と思わぬ者、高ぶる者、大言壮語する者、悪事をたくらむ者、親に逆らう者、わきまえのない者、約束を破る者、情け知らずの者、慈愛のない者です。」(1:28-31)
神を礼拝することを拒絶した人は、動物や人を拝むようになり、堕落し、闇の中に生きるようになりました。問題の根底は、
「神を知ることに価値を認めなかった」(新改訳二〇一七)
神を不必要と結論づけたことです。神を知ることは、神を畏れることであり、29節以下に挙げられるエゴイズムの追求のような倒錯した理性がもたらすものは死に値するということを認識することです。