エステル 1章

「そこで王は法令に詳しい、知恵のある者たちに相談した。」(13節)

エステル記のテーマの一つは「神の摂理」で、全ては神のみ手の中で良しとされます。しかし、学ぶべきこともあります。アハシュエロス王が宴会を催し、王妃のワシュティも婦人たちのために宴会を催していました。酒で心が陽気になったアハシュエロス王は、ワシュティの気持ちも考えずに、彼女の容姿の美しさを自慢するために、酒席にくるように命じます。ワシュティが断ると、王は怒り、そして知恵のある者たちと相談します。すると、妻が夫を尊敬するようにワシュティを追放するように、賢人たちは進言します。もちろん、権力で尊敬を勝ち取ることができるはずがありません。アハシュエロス王は結局、自分がしたことを後悔します。この世の知恵を求めるよりも先に、私たちは祈る必要があります。使徒パウロは言いました。

「神は、この世の知恵を愚かなものにされたではありませんか。」(Ⅰコリント1:20)

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