「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行なわせてくださるのです。」(2:13)
原文を直訳しますと、
「というのはあなた方の内に、神が喜ばれることのために、意志と行いの両方に働きかけている方は神である。」
となります。神は私たちの意志と行いとの両方に働きかけておられると言います。神が喜ばれることをしたいという思いも、実際に、神が喜ばれる行いができるように助けてくださるのも神だと言うのです。つまり、私たちは神が喜ばれる生き方を選ぶことができるということです。ですから、パウロは続けて言います。
「すべてのことを、つぶやかず、疑わずに行ないなさい。」(14節)
つまり、キリストを信じる者は、不平不満の人生ではなく、すべてのことを感謝して生きる力が与えられていると言うのです。