「キリストは、人としてこの世におられたとき、自分を死から救うことのできる方に向かって、大きな叫び声と涙とをもって祈りと願いをささげ、そしてその敬虔のゆえに聞き入れられました。」(5:7)
この地上でのイエス・キリストの祈りのスタイルは、
「大きな叫び声と涙とをもって」
ということでした。この祈りのスタイルを、十字架を前にしたゲッセマネの園での時だけに限定して考える必要はありません。もちろん、大きな叫び声を涙がなければ聞き入れられないと言っているわけではありません。しかし、イエス様が残してくださった祈りの模範が全身全霊を傾けるスタイルであったことを私たちは忘れるべきではないと思います。神様が求めているのは美辞麗句ではありません。心からの祈りです。大きな叫び声、涙とをもって、呼び求めるような祈りを、主に捧げてみませんか。