「この望みは、私たちのたましいのために、安全で確かな錨の役を果たし、またこの望みは幕の内側にはいるのです。」(6:19)
「幕の内側」は、神殿の至聖所を指しています。至聖所は神の臨在、天の領域を意味します。つまり、私たちの望みの錨はこの地上ではなく、天の領域におろされていると言うことです。この激動の時代に、私たちはどこに自分の錨をおろしているでしょうか?イエス・キリストが十字架にかかられた時、この幕は上(天)から下(地)に裂けました。それは、イエス・キリストの十字架の御業のゆえに、今、誰でも幕の内側に入り、錨をおろすことができるということです。だから聖書は言います。
「ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」(4:16)