「あなたはイスラエル人に命じて、燈火用に上質の純粋なオリーブ油を持って来させ、ともしびを絶えずともしておかなければならない。」(27:20)
ともし火を四六時中燃やし続けるだけでも大変なことです。聖書協会共同訳では20節をこう訳しています。
「・・・オリーブの実を砕いて採った灯のための純粋な油を、あなたのところへ持ってこさせなさい。灯を絶えずともすためである。」
オリーブの実を砕いて採った純粋な油を常に供給しなければならなかったと考えると、ともし火をたやさないためにどれだけの労力が費やされたか考えさせられます。そこまでする必要があるのだろうかと思った人もいるのではないでしょうか。聖書は
「絶えず祈りなさい」(Ⅰテサロニケ5:17)、
祈りのともし火を消してはいけないと言います。祈りの姿勢をもって生きることもたやすいことではありません。しかし、あらゆる努力をして祈りの姿勢を崩さないで生きることは意味があります。