教会裏のいたちがわ沿いを散歩してきました。風もなく、やわらかい日差し。梅の花が咲き、心地よい時間。ただただ自然の中を、神様に心を向けて過ごすこの上もなく贅沢な20分間。かさかさっと音がするので足元に目をやると、茶色のトカゲが。ザリガニ池にはもうメダカが泳いでいます。
大きな災害があるたびに、当たり前ではない日々であることを、与えられた日々であることを思い知らされます。あと何年、この地上での歩みが保たれるのか、この地球がいつまでもつのか、だれにもわかりません。でも、朝目覚めるたびに思うのです。きょうも神様の憐みが私たちの上に注がれていることを。私たちは目の前の出来事にのみ日々心をとらわれていますが、そんな時間にもあの茶色いトカゲは枯れた葉っぱの上を歩き、メダカは泳いでいるのです。せっかくの春、神様の与えてくださっている贈り物を探しに、ほんの5分でも、外に出てみてはいかがでしょうか。おがわのせせらぎに、わたしの心は、神様に愛されていることを感じて喜びいっぱいになりました。 (小山晶子牧師婦人)