「主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」(21節)
ヨブ記を理解する上で、前提となっていることが1節にあります。
「この人は潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっていた。」(1節)
ヨブは神さまも認める潔白で正しい人だったということを理解しなければヨブ記は分かりません。ヨブ記のテーマの一つは、
「正しい人がどうして苦しむことがあるのか」
ということだからです。悪い事をした人に災いが起こったとしても、私たちは悩むことはないと思います。しかし、正しく生きる人に災いが起きる時に、私たちは納得がいかなくなります。しかし、今日のヨブの発言は、私たちの心を揺さぶります。
「主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」
すべては主の御手にある。主が与えられなかったものなどこの世にない。そして、神への賛美へと変えます。
「いつでも、どんな時でも、神様の御名がたたえられますように」
ヨブの姿勢をもつことが出来ますように。