「しかし、わたしが彼らに反抗して歩み、彼らを敵の国へ送り込んだのである。そのとき、彼らの無割礼の心はへりくだり、彼らの咎の償いをしよう。」(26:41)
イスラエルの民が神との契約を破るのであるならば、外国に捕囚されると規定されています。この規定通り、神に背を向け、神との契約を破ったイスラエルの民は、捕囚されていきます。バビロンから帰還したイスラエルの民は、自分たちがペルシアの支配下にあることを認識し、自分たちの捕囚が終わっていないことを認識していました。イエス様の時代のイスラエルの民も、ローマ帝国の支配下にあり、捕囚状態にあることを認識していました。使徒パウロは、今日の箇所の約束を知っていたので、心からへりくだること、聖霊による心の割礼を訴えました。
「かえって人目に隠れたユダヤ人がユダヤ人であり、文字ではなく、御霊による、心の割礼こそ割礼です。」(ローマ2:29)