「幕屋を建てた日、雲があかしの天幕である幕屋をおおった。それは、夕方には幕屋の上にあって火のようなものになり、朝まであった。」(9:15)
幕屋は天と地が重なる場所でした。幕屋をおおう雲は、神の栄光、神の臨在を象徴しました。神の臨在は昼は雲の柱のように灼熱の太陽からイスラエルの民を守りました。夜は火の柱となって、イスラエルの民を暖めました。このことによってイスラエルの民は、彼らのただ中に、神の臨在があることを認識しました。今、キリストのからだなる教会には、雲が幕屋をおおったように、聖霊がおおっておられます。聖霊なる神様ご自身がキリストの教会を守っています。雲がイスラエルの民を導いたように、聖霊は教会を導いています。教会は聖霊の導きに敏感になり、従う姿勢が求められます。
「彼らは主の命令によって宿営し、主の命令によって旅立った。」(23節)