ヨシュア記 11:1-12:24

「こうしてヨシュアは、その地をことごとく取った。すべて主がモーセに告げたとおりであった。ヨシュアはこの地を、イスラエルの部族の割り当てにしたがって、相続地としてイスラエルに分け与えた。その地に戦争はやんだ。」(11:23)

旧約聖書を理解する上で一番困難なのは戦争に関する記述です。旧約聖書だけを読むと、神が戦争を肯定しているように見えます。しかし、神の御子、イエス・キリストは言いました。

「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。」(マタイ26:52)

教会の歴史の中には、このことを理解できないがゆえに旧約聖書の神を否定した異端もありました。しかし、聖書は創世記から黙示録まですべて神のことばです。ただそれは、旧約聖書の記述をすべて直接適用できるという意味ではありません。戦争や侵略を肯定しているという意味でもありません。イエス・キリストを旧約聖書の成就として読むということです。

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