「そこで、彼女は嫁たちと連れ立って、モアブの野から帰ろうとした。モアブの野でナオミは、主がご自分の民を顧みて彼らにパンを下さったと聞いたからである。」(1:6)
ナオミとその家族は約束の地、ベツレヘムに住んでいましたが、ききんがあったので異教の神々の地、モアブに移り住んでしまいました。問題と言うのは、そもそも私たちが膝を屈めて、神に祈り求めるためにあります。しかし、ナオミたちは、神に祈り求めることよりも、手っ取り早い解決を求めて、約束の地を離れてしまいました。その結果、彼女はすべてを失ってしまいました。すべてを失ったナオミは、主を待ち望む者に必要を満たされる神の現実を耳にします。「あなたは時にかなって、彼らに食物を与えられます。」(詩篇145:15)驚くことは、神のもとに戻ってきたナオミに、神は回復のプロセスを始められたということです。主に身を避ける者は、失望させられることはありません。