「実に、神を敬わない者の仲間には実りがない。」(34節)
ヨブ記、箴言、詩篇のヘブル語の頭文字を並べると、「真理」という意味のことばになります。それで、この三つの書を「真理の書」とも呼びます。箴言は、一般的な原則が記されていますが、ヨブ記はいわゆる例外が記されているのです。一般的な原則から考えれば、今日の箇所は「アーメン」と唱和できる内容だと思います。しかし、ヨブ記が教えていることは、例外もあるということです。ヨブは、神を敬う人だったのに災いが起きたのです。信仰者が苦しむのは、神を敬わない者たちが実りあるように見える時です。それにも関わらず、神を敬う自分にはそれが見えない時です。ここに、神様からの私たちに対するチャレンジが隠されています。それは、私たちの信仰の動機は何かということです。単なるご利益的な動機で神を信じているのか、それとも、神を神として信じているのか。
※ 本日より、アルファ・コースが開催されます。詳細は、教会までご連絡ください。