「イスラエルは自分の造り主を忘れて、多くの神殿を建て、ユダは城壁のある町々を増し加えた。しかし、わたしはその町々に火を放ち、その宮殿を焼き尽くす。」(8:14)
LBでは前半部分をこう訳しています。
「イスラエルは大きな宮殿を多く建て、ユダは町々の防備を固めた。しかし、自分たちを造った方を忘れてしまった。」
宮殿であれ、神殿であれ、城壁であれ、造り主なる神を忘れて何かをすることほど、空しいことはありません。詩人も明確に歌います。
「主御自身が建ててくださるのでなければ/家を建てる人の労苦はむなしい。主御自身が守ってくださるのでなければ/町を守る人が目覚めているのもむなしい。」(詩127:1新共同訳)
主ご自身が建ててくださると言っても、労苦がないわけではありません。ただ、造り主を覚えているならば、その労苦が主にあって無駄になることはありません。