令和の時代に入ってからも、暗く重いニュースが続いています。どうしてこんなことが起こるのだろうかと心ふさぐ日々ですが、私たちクリスチャンは絶えず意識しておくべきことがあります。それは、この地上での歩みが私たちのすべてではないということです。特に新約聖書では繰り返し、地上では私たちは旅人であるということと私たちの国籍は天にあるということが語られています。悪魔はこの世がすべてだという嘘を私たちに信じ込ませ、この世のことで私たちの心をいっぱいにさせようと動き回っています。どうせ人生一度きりなんだから、自分の心のままに好きなように生きればいい、と囁くのです。その声を拒絶し、私たちが天の故郷に目を向けるなら、私たちは全く違う視点で物事を見ることができるようになります。この地上での歩みは、神の国の国民としての性質を養うためのレッスンの場であることに気づくとき、新たな光が心に差し込んでくると思うのです。聖書の御言葉に耳を傾け、心を満たすときに悪魔は私たちから遠ざかっていきます。 (小山晶子牧師人)