「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」(40:31)
イザヤ書は40章から雰囲気が変わります。ですから、学者によっては別の人が書いたのではないかと推測もされています。ちょうど、旧約聖書は39巻あり、40巻から新約聖書がはじまるように、この章から希望を感じるような預言が増えます。今日の箇所は、特に有名な箇所です。
「待ち望む」と訳されているように、ただ「待つ」のではなく、期待して待つことがここでのポイントです。しかも、「主」(ヤハウェ)の助けを信じ、期待し、待ち望むということです。「新しく力を得」の「新しく」と訳された単語は「交換する」という意味があります。つまり、私たちの弱さを神の力と交換して、鷲のように翼をかって上ることができると言うのです。まさに、ペンテコステの日、神の霊が人々に下り、このみことばが成就しました。