「主は、御力をもって地を造り、知恵をもって世界を堅く建て、英知をもって天を張られた。」(51:15)
厳しい預言の合間に、預言者が神の偉大さについて語っていることは、注目に値すると思います。エレミヤは神の偉大さを語った後に、こう付け加えます。
「神に比べたら、人間は愚かな獣で、一かけらの知恵もありません。」(17節LB)
人間の根本的な問題の一つは、神よりも自分の方がすぐれていると思い込んでいるところです。アダムとエバの問題もここにありました。彼らへの誘惑の言葉は、
「あなたがたがそれを食べるその時、あなたがたの目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」(創世記3:5)
でした。しかし、人間は神のようになることはありません。神は神であり、人は人です。私たちは偉大なる神の御前にへりくだる必要があります。