「それゆえ言え。『神である主はこう仰せられる。わたしは彼らを遠く異邦の民の中へ移し、国々の中に散らした。しかし、わたしは彼らが行ったその国々で、しばらくの間、彼らの聖所となっていた。』」(11:16)
前章でエルサレムの神殿から主の栄光が離れ去ったことが記されています。神殿は天と地が重なる場所、神と会う場所です。しかし、エルサレムの神殿はその機能を失っていました。皮肉にも神はエルサレムの神殿ではなく、散らされた国々で、神を求める人たちにご自身を現され、神殿の真意を示されました。今、神殿がエルサレムにないことには意味があります。エルサレム神殿の再建は福音ではありません。なぜならイエス・キリストが真の聖所となられたからです。イエス・キリストの中で天と地は重なり、イエス・キリストの中で聖霊によって人は神と出会います。
「わたしは彼らに一つの心を与える。すなわち、わたしはあなたがたのうちに新しい霊を与える。」