今年の母の日に購入した、とても香りのよいバラのことを以前ここでも書いたと思うのですが、秋も深まった十一月も後半にさしかかり、地植えにした苗木からなんと大輪の花が咲いたのです。たった一輪ですが、それはもう見事な大きさとかぐわしい香り。すでに目いっぱい花弁は開いてしまったので日曜日には散ってしまっているかもしれませんが、みなさんにも見ていただきたかったなあと思います。ただ、このバラ、とてもとげが多いのです。しかも小さなとげが花びらの際まであるため、うっかり花を寄せて香りをと思ったらぷすぷすと指に刺さってしまいなかなかの痛さでした。小さな庭の何気ない日常ですが、神様の恵みによって与えられている日々の中で聖書の御言葉を思い起こしています。『栄華を極めたソロモンでさえ、このような花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。きょうあっても明日は炉に投げ込まれる野の草さえ神はこれほどに装ってくださるのだからましてあなたがたによくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。』 (小山晶子牧師人)