「非難する者が全能者と争おうとするのか。神を責める者は、それを言いたててみよ。」(2節)
ヨブの苦難の問題は、いつのまにかに神ご自身が問題と変化していました。ヨブは神がなされていることに、口を挟んでしまったのです。神の質問に対し、ヨブは、自分の知識がいかに限定的であったかに気づかされ、しゃべりすぎたことを恥じ、沈黙します。そんなヨブの姿に私たちは自分を重ね合わせることができると思います。全能者の神に、あたかも自分の方が賢いかのごとく、指図していることがあるのではないでしょうか?神様よりも自分のほうがよく分かっているかのごとく、神様を教えようとしていることがあるのではないでしょうか?ヨブの反応が、神への私たちの反応となりますように。
「ああ、私はつまらない者です。あなたに何と口答えできましょう。私はただ手を口に当てるばかりです。一度、私は語りましたが、もう口答えしません。二度と、私はくり返しません。」(4、5節)