「私を、ひとみのように見守り、御翼の陰に私をかくまってください。」(17:8)
詩人は、はっきりと言います。
「神よ。私はあなたを呼び求めました。あなたは私に答えてくださるからです。」(6節)
私たちの祈りはひとりごとで終わることはありません。私たちの祈りを聞き、答えてくださる神は今生きて働いておられるからです。詩人は敵に囲まれ(9節)、その辛辣な言葉(10節)に苦しめられていました。しかし詩人は、その大いなる愛をもって、「ひとみのように」自分を大切に思ってくださっている神に目を向けました。そして、その御翼の陰に隠してくださることを確信し、祈ります。神は私たちを愛しておられます。私たち一人一人を「ひとみのように」、高価で貴いとおっしゃられます。