「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。」(19:1)
聖書の神は現実の神であるがゆえ、その存在を、自然の中に見ることができます。神がこの自然世界を造られたがゆえに、創造された神の知恵の何かが、造られた世界を通じて知られます。人間の理性、世界の秩序だけでなく、世界の美にもそれを見ることができます。ジョナサン・エドワーズは、「我々が花咲く草原や穏やかなそよ風に喜びを感じるとき」に私たちが経験する美の認識は、神の聖性の暗示だと言います。ですから、実は、神を知る方法が二つあります。一つは聖書を通して。これを特別啓示と言います。もう一つは、自然の秩序を通して。これを自然啓示、一般啓示と言います。自然啓示は明白ではないので、いつも、特別啓示である聖書に立ち返る必要があります。「世界の秩序とあらゆる被造物において明らかに示されている神の知識は、御言葉においていっそう明確に、親しく説明されている。」(カルヴァン)