「イエス・キリストによって与えられる義の実に満たされている者となり、神の御栄えと誉れが現わされますように。」(11節)
イエス・キリストとの関係を通して「義の実」が与えられると言います。ここでの「義の実」とは、キリストとの関係を通して築かれていく「正しい生き方」のことです。カルヴァンはこのように言っています。
「このような実は、キリストの恵みから生じているがゆえに、イエス・キリストによるものであるとパウロは言う。というのは、われわれはキリストの霊によって潔められるまでは、決して善行を始めないからである。」
私たちが失望せず、あきらめずに善を行い続けることができるとするならば、それは、聖霊なる神様の働きだと言うのです。リビングバイブルでは、このように訳しています。
「どうか、神の子どもにふさわしく、親切な良い行いができますように。」
イエス・キリストとの関係によって、私たちは正しい生き方に満ち溢れます。