我が家の春到来と同時に、教会の梅の花は散ってしまいました。みなさんにほとんど見ていただけなかったことがとても残念ですが、梅の実ができるころにはコロナの問題も収束してくれることを願っています。小さな小さなウイルスが全世界に影響を及ぼし、市場は混乱し人々は見えないウイルスへの不安でいっぱいです。まさに一寸先は闇、といったところでしょうか。そういえば「使徒の働き」の中で虫にかまれて死んだヘロデの話が出てきます。彼はコロセウムの特別席で立ち上がり、群衆を前に誇らしげに演説をしていたのですが、その素晴らしさに群衆はこう言い合ったと書いてあります。『神の声だ。人の声ではない』まさにヘロデの人生最高の舞台だったと言えると思います。そして聖書は虫にかまれて死んだヘロデについてこう説明しています。「彼が神に栄光を帰さなかったからである。」人間は神ではありません。今回の問題を通して私たちはもう一度襟を正し、そのことを心に刻んで、謙遜に神様の前にへりくだる必要があると感じています。 (小山晶子牧師婦人)