「自分の剣によって、彼らは地を得たのではなく、自分の腕が、彼らを救ったのでもありません。ただあなたの右の手、あなたの御腕、あなたの御顔の光が、そうしたのです。あなたが彼らを愛されたからです。」(44:3)
詩人は先祖たちが語る神の御業を耳にし、神の御手が彼らを救ったことを悟ります。もちろん、旧約聖書を読むならば、先祖たちが剣をもって戦った事実は変わりません。しかし、究極的な勝利は、あくまでも神の御手にあることを詩人は確信します。それで、詩人は祈り、告白します。
「私の王、私の神よ。あなたの民に勝利をもたらしてください。その力と御名の威光によらなければ、敵を踏みにじることはできません。」(4,5節LB)
もちろん、神に導かれて、私たちは為すべき分があります。しかし、究極的には、神が勝利をもたらしてくださいます。私たちはそのことを意識し、すべての栄光を主にお帰しする姿勢が大事です。
※ 明日は、イースター(復活祭)、イエス・キリストの復活をお祝いします。