「私は神に声をあげて叫ぶ。私が神に声をあげると神は聞いてくださる。」(77:1)
神との関係の中に生きることは、決して苦難のない人生を意味しません。詩人の心は乱れて、
「もう祈りのことばさえ出てこないのです。」(4節LB)
とまで言います。私たちは問題のないふりをする必要はありません。詩人は、
「私は声がかれはてるまで主を呼び続けます。」(1節LB)
と言いました。
「もう好意を向けてくださらないのでしょうか。」(7節LB)
と嘆きました。詩篇の多くは嘆きの歌です。主に嘆くことは悪いことではありません。ただ、詩人は確信していました。
「神は聞いてくださる。」(1節)
と詩人は信仰宣言をしています。聖書の神は、私たちの心の叫びを聞いてくださる神です。