「弱い者とみなしごとのためにさばき、悩む者と乏しい者の権利を認めよ。弱い者と貧しい者とを助け出し、悪者どもの手から救い出せ。」(82:3,4)
「神は、天の法廷を開いて、裁判官たちに判決を授けます」(1節LB)
と言うように、裁判所は、社会的弱者を助けるために存在しています。自分で自分の身を守ることができない人々を救助するために、いろいろな社会的な地位が与えられています。しかし、腐敗は紀元前からありました。だから詩人は言います。
「ああ、神よ、立ち上がって、この世をさばいてください」(8節LB)。
やがてすべてを正される神を恐れる裁判官がこの地には必要です。神の存在を意識するならば、私たちの社会はよりよい社会へと変えられていくことだと思います。最終的に、神がすべてを裁かれるという神の国が、この地にもたらされますように。