「彼らの顔を恥で満たしてください。主よ。彼らがあなたの御名を慕い求めるようにしてください。」(83:16)
原文のヘブル語という言語が、大げさな感情表現を特徴にしていますので、驚くような表現が出てきています。しかし興味深いのは、これは別に自分に敵対する人々にのろいをかけているわけではないということです。16節をLBではこう訳しています。
「ああ主よ、彼らがあなたの力と御名を認めるようになるまで、徹底的に恥をかかせてください。」
つまり、主なる神を知らせてくださいという祈りでもあります。単なる知識としてではなく、現実として、主が偉大なる神であることを体験させて欲しいと。神を知らないから、その無知のゆえに起こる問題がなんと多いことでしょうか。私たちの祈りもまた、詩人に学ぶことができると思います。