「琴よ竪琴よ目を覚ませ。私は暁を呼び覚まそう。」(108:2)
今日の箇所は詩篇57:7-11と同じ言葉が綴られています。同じ言葉でも、新しい心をもって歌うところに意味があります。「私は暁を呼び覚まそう。」と言う表現は、パウロとシラスが真夜中に賛美をした(使徒16:25)ように、暗闇で歌うことの意味を示唆していると考えられます。賛美には力があります。主への賛美が夜明けをもたらします。なぜなら、
「あなたの恵みは大きく天の上に及びあなたのまことは雲にまで及ぶからです。」(4節)
神の信実(へセド)はあまりにも偉大で天を越える、すなわち、私たちが見ることができる現実を超えると言うのです。私たちは、目に見える現実に打ちひしがれるのではなく、信仰によって主を賛美する必要があります。
「夕暮れには涙が宿っても朝明けには喜びの叫びがある。」(詩篇30:5)