「あなたのおきては私の旅の家で私の歌となりました。」(119:54)
「ザイン」(ז)から始まるアルファベットの詩。
「思い起こす」という意味の動詞「ザーカル」(זכר)が冒頭に三回繰り返されています。詩人は神に御言葉を「思い起こして」欲しいと訴えます。(49節)詩人にとって神の御言葉が「頼みの綱」(LB)だと。
「あなたはそれを待ち望むようにされたのです。あなたの仰せが私を生かす。これこそが苦しみの中の慰めです。」(協会共同訳)
神は私たちに、神の御言葉を待ち望むようにされました。希望と待つことはヘブル語では同じ単語です。聖書を開き、祈り、御言葉を読み、待ち望むことを通して、私たちは神の御言葉が私たちの人生に命を与える事を体験します。そして、
「これこそ悩みのときの私の慰め。」(50節)
という事を体験します。ですから、私たちは神の御言葉を歌に変え歌い続けます。
歌いつつ歩まん。ハレルヤ !