「もし、あなたが高ぶって、愚かなことをしたり、企んだりしたら、手を口に当てよ。」(30:32)
協会共同訳では「愚かにも自ら高ぶっているなら、手を口に当てよ。」と訳していますが、自らを高めることは愚かなことであり、自らを高めるために愚かなことを行うことは、まさに、「乳をかき回すと凝乳ができる。鼻をねじると血が出る。怒りをかき回すと争いが起こる。」(33節)ことです。私たちは、自らを高めることに心を向けるのではなく、イエス・キリストを高めることに心を向ける必要があります。いつもイエス・キリストの御名が高められるように献身していく時に、何か良いものがそこから生まれてきます。「ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。」(1ペテロ5:6)高ぶる思いがあるなら、手を口に当て、静まり、へりくだる時も大切です。