「このモーセが、イスラエルの子らにこう言ったのです。『神は、あなたがたの同胞の中から、私のような一人の預言者をあなたがたのために起こされる。』」(7:37)
ステパノのメッセージは、
「『あのナザレ人イエスは、この聖なる所を壊し、モーセが私たちに伝えた慣習を変える』と彼が言うのを、私たちは聞きました。」(6:14)
という証言に対する弁明でした。
ステパノのポイントは、そもそもモーセが指し示したのがイエス・キリストであると言うことでした。
そして、ステパノはイスラエルの歴史を通してユダヤ人たちが、
「いつも聖霊に逆らっています。」(51節)
と言う現実を突きつけました。
しかし、宗教指導者たちは悔い改めるどころか、激昂してステパノに石を投げつけて殺してしまいます。
彼らは自分たちは正しいと思っていたからこそ、ステパノの言葉が許せなかったのだと思います。
へりくだって、聖書のメッセージに耳を傾けることができますように。