「では、何と言っていますか。「みことばは、あなたの近くにあり、あなたの口にあり、あなたの心にある。」これは、私たちが宣べ伝えている信仰のことばのことです。」(10:8)
この箇所で、パウロは申命記30:14を解説しています。
あなたの近くにある「みことば」は、
「私たちが宣べ伝えている信仰のことば」
です。
「あなたの口にあり」とは、
「あなたの口でイエスを主と告白」(9節)
するということです。
「あなたの心にある」とは、
「あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせたと信じるなら」(9節)
と言うことです。
つまり、旧約聖書の律法で求められていた内容は、私たちが宣べ伝えている信仰のことばと同質と言うことです。
ですから、申命記30章の真意は、
「人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」(10節)
とあるように、キリストを信じる信仰告白をするようにと言う命令です。